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大石奈麻樹のブログ

TOPコレクションメメント・モリと写真東京都写真美術館でメメント・モリが照らし出す生の意味

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TOPコレクションメメント・モリと写真東京都写真美術館でメメント・モリが照らし出す生の意味

東京都写真美術館では、展覧会「TOPコレクション メメント・モリと写真 死は何を照らし出すのか」を、2022年6月17日(金)から9月25日(日)まで開催する。メメント・モリと写真の関係性を探るマリオ・ジャコメッリ《やがて死がやってきてあなたをねらう》1965年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵 Courtesy Archivio Mario Giacomelli © Rita e Simone Giacomelliマリオ・ジャコメッリ《やがて死がやってきてあなたをねらう》1965年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵
Courtesy Archivio Mario Giacomelli © Rita e Simone Giacomelli「メメント・モリ」とは、ラテン語で「死を想え」を意味し、キリスト教世界では人びとの日常がつねに死と隣り合わせであることを示す警句であった。この言葉は、ペストが流行した中世ヨーロッパにおいて、骸骨と人間が踊る様子を描いた「死のシャネルサングラスコピー舞踏」と呼ばれるイメージと結びつき、絵画や音楽といった芸術作品の題材として広く浸透することとなった。藤原新也《死のとき、闇にさまようか光に満ちるか心がそれを選びとる》「メメント・モリ」より 1972年 発色現像方式印画 東京都写真美術館蔵藤原新也《死のとき、闇にさまようか光に満ちるか心がそれを選びとる》「メメント・モリ」より 1972年 発色現像方式印画 東京都写真美術館蔵
©Shinya Fujiwaraそこには、伝染病、戦争、飢餓といった困難の多い時代にあって、人びとは自身がいずれ死すべき定めにあることを自覚し、生きることに積極的な意味を見出そうとした様子をうかがうことができる。ヨゼフ・スデック《身廊と下側の眺め、聖ヴィート大聖堂の新しい部分の南側》「聖ヴィトゥス」より 1928年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵ヨゼフ・スデック《身廊と下側の眺め、聖ヴィート大聖堂の新しい部分の南側》「聖ヴィトゥス」より 1928年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵一方、写真が死を想起させるメディアであることは、たとえばロラン・バルトなどに見るように、たびたび指摘されている。展覧会「TOPコレクション メメント・モリと写真 死は何を照らし出すのか」では、東京都写真美術館の豊富な収蔵作品のなかから、「メメント・モリ」をテーマに約150点の作品を紹介する。写真表現から探る「生」の意味荒木経惟「センチメンタルな旅」より 1971 年 ゼラチン・シルバー・プリント ©Nobuyoshi Araki「センチメンタルな旅」より 1971 年 ゼラチン・シルバー・プリント
©Nobuyoshi Araki一瞬を切り取り、感光剤によってイメージを定着させる写真術は、人間が脆く、移ろいやすい時間のうちにあることを示唆するものだといえる。本展では、時間や記憶、あるいは人間の思いを1枚のイメージのうちに定着させるという写真の特質にも着目しつつ、写真表現を通して積極的に「生」と向き合うことへと光をあてる。国内外作家の写真作品からメメント・メリを再考ロバート・キャパ《フラーガ ア ラゴン前線、スペイン 1938年11月7日》1938年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵ロバート・キャパ《フラーガ ア ラゴン前線、スペイン 1938年11月7日》1938年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵会場では、メメント・モリと写真の密接な関係性に焦点を合わせて、17人の写真作品を紹介。フォト・ジャーナリズムを代表するW.ユージン・スミスやロバート・キャパ、澤田教一、近代化により姿を変えつつあるパリの街並みを捉えたウジェーヌ・アジェ、ホスピスで暮らす人びとの暮らしを撮影したマリオ・ジャコメッリなど、国内外の作家による作品からメメント・モリを多角的に再考する。ハンス・ホルバイン(子)『死の像』も展示ハンス・ホルバイン(子)『死の像』より《死と金持》(試し刷り) 1523-26年頃 木版 国立西洋美術館蔵ハンス・ホルバイン(子)『死の像』より《死と金持》(試し刷り) 1523-26年頃 木版 国立西洋美術館蔵また、序章では、「死」のイメージとしてよく知られている版画作品、ハンス・ホルバイン(子)の『死の像』を展示。「死の舞踏」の優れた図像表現であるこの木版画連作を通して、メメント・モリの起源や、中世において流行した背景を紹介する。展覧会概要展覧会「TOPコレクション メメント・モリと写真 死は何を照らウブロ時計コピーし出すのか」
会期:2022年6月17日(金)〜9月25日(日)
会場:東京都写真美術館 2階展示室
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
開館時間:10:00〜18:00 (木・金曜日は20:00まで)
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(月曜が祝休日の場合は開館、翌平日休館)
観覧料:一般 700円、学生 560円、中高生・65歳以上 350円
※オンラインによる事前予約が可能
※小学生以下、都内在住・在学の中学生、障害者手帳の所持者とその介護者(2名まで)、年間パスポート提示者は無料

■出品予定作家
ハンス・ホルバイン(子)、マリオ・ジャコメッリ、ロバート・キャパ、澤田教一、セバスチャン・サルガド、ウォーカー・エヴァンズ、W. ユージン・スミス、リー・フリードランダー、ロバート・フランク、牛腸茂雄、ウィリアム・エグルストン、ダイアン・アーバス、荒木経惟、ウジェーヌ・アジェ、ヨゼフ・スデック、藤原新也、小島一郎、東松照明

【問い合わせ先】
東京都写真美術館
TEL:03-3280-0099
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